自転車趣味のブログ

ロードバイクについて個人的な体験を書いています。

久しぶりにZONDA(C15)に乗った感想

  • 今回も、後輪のみ交換してのインプレッションです。前後同時に交換してしまうと、前後ホイールの特性が混ざってしまい分かり難いですが、リアホイールだけ交換することで特性の違いを際立たせることができます。G3スポーキングは相変わらず単純にカッコ良いですね。ハブの回転は非常にスムーズ、さすがカンパニョーロの作りの良さを感じます。

久しぶりに乗ったZondaホイール(C15)の印象

  • 以前に所有していたZonda C15なのですが、現在の所有者から借りることができたので、久しぶりの再会です。私のフレームも変わっており、当時とは、どのように印象が変わったでしょうか。比較対象は、いつもの「例のホイール」です。「例のホイール」は、過去記事にもある通り数世代前の手組ホイールです。古いモデルですが、しっかりと組まれており、お気に入りに成りかけています。

  • ナローリムなのですが、やはりリムはやや重めです。また、ホイール剛性はさほど高いわけではなく、ひと踏み毎のパワー伝達は柔らかめ。特に気になったのはダンシングでパワーを掛けた時、ホイール(特にリム自身)が、ペダルの感覚とは別に、(リムが独自に)進みたい方向に進もうとするように感じます。このあたりが、ライダーの意思とはタイムラグがあると表現されやすい部分かもしれませんね。

  • 30km/h前後での巡行は可能ですが、33km/hを越えあたりからは、重さを感じて常に踏んでいないと速度を維持し難くなります。

Zondaに合った乗り方に気が付いた

  • Zondaは、船に例えるなら優雅なクルーザーかと思います。乗り手の勢いにホイールの挙動を合わせようとするほど疲れてしまう。あくまでZondaの挙動に、乗り手が合わせるようにつもりでいる方が、うまく進んでくれます。
  • 適切な速度域では、リムが慣性力で回り続けようとするチカラは強めに働きます。低速から速度を上げていくには、急がずペダリングしながら少しづつ速度を載せていく方が良い。
  • 登りでも、ダンシングで大きなトルクを掛けるよりも、シッティングのままクルクル回すか、クランク全周にトルクを掛け続ける方が進む。

  • Zondaから「急がずに行こう」と語りかけられているようで、ちょっとDOGMAのキャラクターとは方向性が違いますね。このフレームだとリズム感の良い反発があり、むしろ積極的に踏んでいきたい気持ちにさせる方向性ですので。これほどフレームとホイールがマッチしていない、どっちつかずでもったいないな、と思います。

  • 私自身もロ-ドを復活して2年目くらいでメインに使っていたのがZondaでした。ただ、この安定感あるホイールだけに慣れてしまうと、シッティングに頼った乗り方に順応しがちと思います。ダンシングやペダリング向上の練習には、他のホイールも使ってみることを是非お勧めしたくなりますね。

今のところ、DOGMAに合わせる手持ちの最良ホイールは・・・

  • DOGMAに合わせる手持ちの最良ホイールは、中古で入手した数世代前の手組ホイールということになってしまっています。思い込みでなく、実際にタイムにも表れていますので。ナローリム&23Cタイヤは軽快です。コストが掛からずラッキーと考えられなくもないけれど。

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