自転車趣味のブログ

ロードバイクについて個人的な体験を書いています。

Bora ONE 35 TUを導入しました(初インプレ)

  • ホイールについて、自分なりに研究した結果、ついにホイール導入(中古)しました。
  • 今回選んだのはBora ONE 35 TUです。非AC3なので2017頃のモデルです。最新のBORA WTOにしなかったのは、単にお小遣いが足りなかったためです。
  • このホイール、スペック自体は、BlackEdition38(2018年モデル)とも似通っており、基本的な特性は近いのではないか、と予想していました。もちろん高剛性リム・USBハブ・G3組みスポークといった各パーツのクオリティを踏まえれば、明らかにBORAの方が上質であり、見るからに所有欲を満たしてくれます。
  • また、少しでも条件を揃えようと、これまで2シーズン使ってきたBlackEdition38は、前後ともベアリング交換済です。(リアホイールは中華セラミックベアリング)

それでは、Bora ONE 35 初ライドの結果レポートです。

  • リムハイト BlackEdition 38mm と Bora ONE 35mm。どちらもタイヤはContinental SPRINTER 25Cで同じ。そのためホイールそのものの違いが分かりやすかったはず。
  • 前後チューブラー8Barにしてみたけれど、路面に跳ね返されすぎてスピードが殺され気味。そして衝撃で手首が痛くなった。次回は7.5bar位に抑えてみたい。

平地での900mTT(失速)

  • 平地のダンシングでは、どうもうまくリズムが取れなかった。ダンシングのリズム感は、フロントホイールの剛性感がかなり影響していると思う。
  • 下ハンを握り、ややスプリント気味にスピードを乗せるようと試みたものの、なんだかうまくスピードを乗せられず。もはや残りの直線900mをもがき切ろうなどという気が起こりません。

多少のアップダウンを繰り返す平地コースでの巡行

  • 速度域は30km/h~32Km/h程度。登り返しでは、明らかにBoraの方がトルクに反応してくれるため速度維持がしやすいです。ただし、次第に足を削られていく感じがします。

35km/h超での平地巡行

  • 堤防道路にて、シッティングで38kmh位までスピードを乗せていった。この速度域での巡行は、BlackEdition38と、それほど変わらないような気がした。
  • ただし、フロントからは少し風切り音を感じた。(Zondaでは結構盛大に風切り音がしていた。)BlackEdition38では、こうした経験は無い。設計が新しく超ワイドリムで、実は空力面では多少有利なのでは?という気がした。

ヒルクライム

  • Boraは良く進んでくれる。リム剛性が高い感じがするけれど、ペダル上死点を慣性力で超えていけるような感じはしない。ローギアが25Tだったため、もう1枚軽いギアで丁寧に回してみたい気持ちになった。
  • これまでBlackEdition38で登っていて、どこかリアホイールが重ったるく感じていた理由については、自分自身のパワー不足とペダリングの下手さが全ての原因だろう、と思っていたけれど、それだけではなくホイールの特性も理由の一つだったことがはっきり分かった。(この気づきを得るために、ホイールに投資したようなもの。

ヒルクライム後の下りブレーキング

  • カンパ純正ブレーキシューを装着し、非AC3加工です。それでもBlackEdition38より自然なフィーリングです。ブレーキーレバーをより深く握ることで制動力が立ち上がってきます。

下り巡行

  • ハブの回転はさすがに良く、フリーの抵抗も少ないのか、スーっと速度が上がっていきます。

まとめ

  • 今日は気温が4度まで下がり、カラダの動きが硬かった。そもそも平日の疲れも残ったまま、乗れる時間も2時間程度しかない中ではあった。言い訳ではないが(否、多分に言い訳を含んでいるのだが)、Boraの初ライドは、うまく適応できないまま終わった。
  • BlackEdition38というのは、程よい剛性感があり、おそらく誰にでも乗りやすいホイールかと。必ずしも剛性感はヒルクライムやレース向きではないが、ソロのロングライドでもアシが売り切れにくい。ほど良いディープリムで巡航速度域でもBora ONE 35とも大きくは違わない。それなのに価格は半分以下。レースでなければ、これで十分かと。
  • Bora ONE 35の方は、剛性だけでなく反応の早さも、確実に上である。BlackEdition38に慣れた乗り方とは、ペダリングのリズム感がやや異なり、多少だがバイクがふらつき易く感じた。乗り手にもスキルや足が求められるように思う。これにフィジカルが順応して、レースやヒルクライムタイムアタックするなら、どう考えてもBora ONE 35は素晴らしいだろう。
  • しばらくはBoraのようなレース向けホイールに順応できるようチャレンジしてみよう。

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