今さらですが、DOGMA K8-S のファーストインプレッション(その2)
平地巡行
25km/hから30km/h
25km/hから30km/hでは、ペダリングはさほど軽さを感じないが、スムーズ感が増しており、空気抵抗が少ない感覚はある。この程度の低負荷では、まだDOGMAの本領を発揮できないと思う。
荒れた路面でも暴れにくい
ただ、アスファルトが荒れ気味な区間に差し掛かり、いつもようにやや腰を浮かせクランクに若干トルクを掛けながら身構えていると、拍子抜けするくらい速度落ちが少なく通過できてしまったことに驚いた。縦方向の振動(ハーシュネス)は乗り心地を損なうだけでなく、著しく車速を低下させてしまう要因なので、振動を素早く減衰させる性能に優れている、ということなのでしょう。
緩斜面が平地のように感じる
いつもの練習コースの途中にある3~4%の緩斜面に30km/h程度で進入した時の感触では、明らかに速度の落ち込みが少なかった。このスポットは、登坂の終点に近づくにつれ、(その日の風向きや本気度に応じて)ダンシングで乗り切るか、シッティングのまま粘るか、あきらめて速度を落とすか分かれる地点です。DOGMAでは28km/hを維持できており、これには驚きました。少なくとも2・3km/h分は効率が良くなっているようです。
35km/h 超えから、さらにフィーリングが良くなる
35km/hを超えたあたりで、明確にペダリングにバネ感が感じられ、リズム良く回しやすくなります。さらに加速するように促されているような感覚になります。
線形に加速していくという表現がピッタリ
フレーム剛性によってチカラが逃げないことも当然なのだが、これまで空気抵抗のため消費されていた基礎消費としてのパワーが低減できている。空気抵抗は必ず発生し、また速度の2乗で増加する。そのためエアロ効果は非常に重要(らしい)。
DOGMAは、複雑なエアロ形状であってもフレーム素材によって重量を克服している。さらに、僅か95gのサスペンション機構によって振動まで減衰。まさにどこにも隙が無く、お世辞抜きに凄いフレームと思う。
ダウンヒル
5%程度の直線下りでは、いつも楕円ギア50T-11Tが120rpmを超えて回りきり、その後はペダリングを止め、エアロフォームに切り替えて惰性での降下です。これまでの最高速度は56km/h前後でしたが、60.2km/hまで到達。
まとめ
通常の平地巡行速度は概ね30km/h前後なので、マイペースで走る分にはオーバースペックですね。
ポジションについては、別の投稿にて